
はじめに
新人の頃、ABG(動脈血液ガス分析)が本当に苦手でした。
結果が返ってきても、
pH?
PaCO2?
HCO3⁻?
数字がたくさん並んでいて、何を見ればいいのか分かりませんでした。
先輩たちはすぐに評価しているのに、自分は全くついていけない。
そんな経験を何度もしました。
今回は、ICU新人時代にABGが苦手だった話と、5年目になった今どんな順番で見ているのかを書いていきます。
新人の頃は全部見ようとしていた
ABGの結果を見ると、
- pH
- PaCO2
- PaO2
- HCO3⁻
- BE
- Lactate
など、たくさんの項目があります。
新人の頃の自分は、
「全部理解しなきゃ」
と思っていました。
でも実際は情報量が多すぎて、余計に混乱していました。
最初に見るようになったのはpH
今でもまず確認するのはpHです。
pHを見ることで、
- アシドーシスなのか
- アルカローシスなのか
大きな方向性が分かります。
新人の頃は意味も分からず数字だけ見ていましたが、
まず全体の方向性を見ることが大切だと感じるようになりました。
次にPaCO2を見る
その次に見るのがPaCO2です。
呼吸による影響なのかを考えるためです。
例えば、
- PaCO2が高い
- pHが低い
なら呼吸性アシドーシスかもしれない。
そんな風に少しずつ考えるようになりました。
もちろん新人の頃は全く分かりませんでした。
HCO3⁻を見るようになって少し楽になった
新人時代、一番苦手だったのがHCO3⁻でした。
何の数字なのかもよく分からなかったです。
でも勉強していく中で、
代謝性の変化を見るための指標
だと理解できるようになりました。
ABGは全部を覚えるのではなく、
順番に見るだけでもかなり理解しやすくなります。
5年目になっても迷うことはある
正直、5年目になった今でも難しいABGはあります。
複雑な病態になると、
「これはどう評価するんだろう」
と悩むこともあります。
だから新人の頃に分からなかったのは当然だったんだと思います。
今は“患者さんとセットで見る”ようになった
ABGの数字だけ見ても分からないことはたくさんあります。
今は、
- 呼吸状態
- バイタルサイン
- 尿量
- 意識レベル
なども一緒に確認するようになりました。
数字だけでなく、患者さん全体を見ることが大切だと感じています。
まとめ
新人の頃、ABGは本当に苦手でした。
でも今振り返ると、
- まずpH
- 次にPaCO2
- その後HCO3⁻
という順番で見るだけでもかなり整理しやすくなります。
最初から完璧に読める人はいません。
少しずつ慣れていけば大丈夫です。
そして徐々にステップアップしいけばいいです。
この記事が、ABGが苦手だと感じている方の参考になれば嬉しいです。


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