
はじめに
新人の頃、RASS(鎮静評価)が本当に苦手でした。
先輩から、
「RASSは?」
と聞かれても、
「たぶん…−2くらいですか?」
と自信なく答えていたのを今でも覚えています。
数字は覚えていても、実際に患者さんを見て評価するのは難しい。
今回は、ICU新人時代にRASSが苦手だった話と、5年目になった今どんなところを見ているのかを書いていきます。
新人の頃は数字を覚えることに必死だった
RASSには、
- +4
- +3
- +2
- +1
- 0
- −1
- −2
- −3
- −4
- −5
があります。
新人の頃は、
「とにかく数字を覚えなきゃ」
と思っていました。
でも実際の現場では、数字を暗記しているだけでは評価できませんでした。
一番難しかったのは「どこまで刺激するか」
患者さんが目を閉じている時、
「呼びかけるだけでいい?」
「肩をたたく?」
「痛み刺激は必要?」
と迷うことが何度もありました。
先輩が自然に評価している姿を見て、
「どうしてそんなにすぐ分かるんだろう」
と思っていました。
5年目になって最初に見ること
今、RASSを評価するときに最初に見るのは、
- 呼びかけに反応するか
- 目を開けるか
- 指示に従えるか
- 落ち着いているか
- 不穏になっていないか
です。
まず患者さんを観察してから、RASSの基準に当てはめるようになりました。
数字よりも患者さんを見ることが大切だった
新人の頃は、
「RASSはいくつか」
ばかり考えていました。
でも経験を重ねる中で、
「患者さんは今どんな状態なんだろう」
を考えることの方が大切だと感じるようになりました。
数字は、その状態を共通の言葉で伝えるためのものなんだと思います。
RASSは人工呼吸器管理でも大切
人工呼吸器を装着している患者さんでは、
鎮静が浅すぎるとファイティングにつながることがあります。
反対に、深すぎる鎮静が続くことで、離脱が遅れることもあります。
だからこそ、RASSを継続して評価することは、とても大切だと感じています。
最初は苦手で当たり前
RASSは、新人の頃にすぐできるようになるものではありません。
自分も何度も先輩に確認しながら覚えていきました。
経験を積むにつれて、
「昨日より少し評価できるようになった」
そんな積み重ねで十分だと思います。
まとめ
新人の頃、RASSは本当に苦手でした。
でも今振り返ると、
- 数字を覚えること
- 患者さんを観察すること
- 状態を基準に当てはめること
この順番で考えるようになってから、少しずつ理解できるようになりました。
最初から完璧に評価できる人はいません。
焦らず、患者さんをよく観察することから始めてみてください。
この記事が、RASSが苦手だと感じている方の参考になれば嬉しいです。

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