夜勤が楽になってきた理由を振り返ると、
「時間帯ごとの役割」を意識するようになったことが大きかった。
夜勤は長い。
でも、ずっと同じ緊張感で走り続ける必要はない。
時間帯によって、
やるべきことも、
気をつけるポイントも、
実は少しずつ違っている。
入り〜深夜:流れを整える時間
夜勤に入ってから深夜までは、
一日の流れを夜に引き継ぐ時間。
日勤で行われた治療、
申し送り内容、
その患者さんの「今日の方向性」を頭に入れる。
この時間帯で大切なのは、
新しいことを増やすより、
ズレを修正しておくこと。
点滴、ライン、バイタル、
「このまま朝までいけるか?」を考える。
急変リスクはどういうものがあるか、も考えていく。
この時間帯でどれだけ先を想像できるかで、
その夜勤のしんどさは大きく変わる。
ここが整っていると、
後半がぐっと楽になる。
深夜〜明け方:変化を見逃さない時間
一番眠くて、
一番静かな時間帯。
でもICUでは、
一番「差」が出る時間でもある。
数値は大きく変わっていなくても、
呼吸、表情、反応。
「なんか違う」
その違和感に気づけるかどうか。
この時間帯は、
無理に頑張らず、
淡々と、確実に。
明け前:朝につなぐ時間
夜が終わりに近づくと、
気が緩みそうになる。
でも一番大切なのは、
「朝に何を渡すか」だと思っている。
夜の間にあった小さな変化。
気になった数値。
迷った判断。
それを整理して、
日勤にきちんとつなぐ。
ここまでできて、
夜勤は終わりだと思っている。
夜勤が楽になった理由
夜勤が楽になったのは、
体力がついたからでも、
気合いが入ったからでもない。
時間帯ごとに、
自分の役割を切り替えられるようになった。
全部を全力でやろうとしない。
今やるべきことに集中する。
もちろんその日の重症度によって緊張感も変わる。
それだけで、
夜勤は少しずつ楽になった。
もし今、
夜勤がしんどいと感じているなら、
それは向いていないからじゃない。
まだ、
夜勤のリズムが
自分の中で整理できていないだけかもしれない。
