正直に言うと、
最初から夜勤が得意だったわけじゃない。
むしろ、
「自分は夜勤に向いていない」
そう思いながら働いていた。
それでも今は、
「夜勤が得意かもしれない」
そう思えるようになった。
理由は、才能でも体力でもない。
考え方と向き合い方が変わっただけだった。
① 一人で完璧にやろうとしなくなった
夜勤がつらかった頃、
「自分が全部できなきゃいけない」
そう思い込んでいた。
異常に気づくことも、
判断することも、
動くことも、
全部一人で背負おうとしていた。
でも経験を重ねる中で、
夜勤は“一人で戦う時間じゃない”と気づいた。
少しでも違和感があれば声を出す。
分からなければ確認する。
それは弱さじゃなく、夜勤では必要な力だった。
一人で抱え込まなくなったことで、
夜勤のしんどさは大きく減った。
② 夜勤を「乗り切るもの」だと思うのをやめた
以前は、
夜勤=耐える時間、
夜勤=終わるのを待つ時間、
そう思っていた。
だから常に緊張して、
心も体も力が抜けなかった。
でもある時、
夜勤は「淡々と仕事を行い、次の日へつなぐ時間」だと考えるようになった。
やるべきことを整理して、
無理に頑張らず、
静かに、確実に。
そう考えられるようになってから、
夜勤中の消耗が減り、
終わった後の疲れ方も変わった。
③ ICUの夜勤の役割が分かってきた
ICUの夜勤は、
日勤と同じ動きをする必要はない。
大きく変えることよりも、
「変わらないこと」を守る。
急変を防ぐこと。
小さな変化を見逃さないこと。
朝に安全につなぐこと。
理由は、治療が大きく進むのは主治医がいる日勤がメインだからだ。
もちろん夜間入院の患者さんは夜勤で治療を進めていかなければならないが、もともと入院している患者さんは状態を悪化させないことをメインに考えた。
その役割が分かってきた時、
夜勤での自分の立ち位置がはっきりした。
やるべきことが見えると、
不安は減り、
自信に少しずつ変わっていった。
夜勤が得意になった=楽になった、ということ
夜勤が得意になったというより、
夜勤と無理に戦わなくなった。
完璧を目指さず、
役割を理解して、
頼れるところは頼る。
それだけで、
夜勤は少しずつ楽になった。
もし今、
夜勤がつらいと感じているなら、
それは向いていないからじゃない。
ただ、まだ“自分なりの夜勤”が
見つかっていないだけかもしれない。
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